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揚げたて天ぷら

揚げたて天ぷら

カラッと油切れが良くて、サクッとした歯応えを生み出すには、天ぷらの揚げ衣と油がとても大切なのです。

それは天ぷらとは、揚げ料理ではなくて「蒸し料理」だからです。

え!と、ビックリされましたか? 実は、天ぷらは素材を衣で包んで油で揚げるのですが、衣でコーティングされて素材自身の水分で蒸されて熱が入るのです。

そのため、素材の持ち味を最大限に味わうことができるのです。


素材の旨味を引き出すには、揚げ衣が分厚過ぎると、もったりした重い食感になり、逆にシャバシャバで薄過ぎると、素材をコーティングしきれず素揚げ状態になり、食感が硬くなるのです。

そのため、何種類もの小麦粉を取り寄せて何度も何度もテストをして今のオリジナルブレンドの小麦粉に辿り着きました。

それと、店内でも「お冷」として提供しているキンキンに冷やしたアルカリイオン水で、小麦粉を溶いて使うとサクサク感がアップするのです。


その揚げ衣を受け止める油も何度も何度も試したのです。

試行錯誤したのち、米油がもっとも衣との相性が良くて今は使っています。

揚がり方や熱の入り方、香ばしさや上質のサクサク感、軽い口当たりで、いくら食べても胃もたれや、胸やけがしないのです。

さらに、抗酸化成分が豊富なのです。


それと、天ぷらを揚げている時に、油からの湯気とか匂いで、車酔いみたいになる方がいませんか?

実は、私がそうだったのですが、米油に変えると、その油酔いがなくなりました。

コーン油、キャノーラ油、白胡麻油、なたね油、オリーブオイル、綿実油などなど、数多くの油をテストしました。

その結果組み合わせだけが分かっただけじゃなくて、何度も何度も揚げ衣や油の組み合わせを試して天ぷらを揚げていると、天ぷら専門店の職人みたいな立派な天ぷらができるようになったのです!